[風呂] ぺこら : 「うぇ~、これすぐ洗わないと牛乳臭くなっちゃいますよ……」
[風呂] ぺこら : 少し厚い普段着をぷつりぷつりと脱いでいく
[風呂]
楓 :
ぺこらの体をじっと見る
「……なんていうかあれだよね」
[風呂] ぺこら : 「……なんですか?」
[風呂] 楓 : 「格差社会って、むごいよね」
[風呂] ぺこら : 「……」
[風呂] ぺこら : 脱ぐ手は少し早く
[風呂] ぺこら : 「……馬鹿な事を言っていないで、お風呂に入りますよ」
[風呂] ぺこら : 脱いだ服を籠に入れて、何も無いように風呂場へ
[風呂]
楓 :
「いつになったら私達もあの二人みたいになれるんでしょうなー…」
楓も服を全て脱ぎ、風呂場へ入る
[風呂] GM : 1d100 シャワーの温度 (1D100) > 24
[風呂] ぺこら : 「……まだまだですね」
[風呂] GM : 1d100 浴槽の水の温度 (1D100) > 44
[風呂] 楓 : !
[風呂] ぺこら : !
[風呂]
楓 :
ち
ょ
う
どいい
[風呂]
ぺこら :
あ
つ
め
[風呂] 楓 : 「ふぃ~、いい湯ですな~」
[風呂] ぺこら : 「全くです……。こうしてゆったりと浸かるのも暫く振りでしょうか」
[風呂] 楓 : 「ぺこら全然家に帰らないもんねー」
[風呂] ぺこら : 「……度々は帰っているつもりなのですが、その時に限って深夜だったり」
[風呂] ぺこら : 「最近は寝泊りが多いから中々帰れてませんね……。それでも部屋を残してくれるのはありがたいのですが」
[風呂] ぺこら : 「何処に行こうが帰るべき場所がある、というのは本当に、いざという時の支えになります」
[風呂] 楓 : 「そうだね、人は独りじゃ生きていけないからね」
[風呂] 楓 : 「……あーそっか」
[風呂] ぺこら : 「ふぁ~~~」っと気持ちよさそうに肩まで
[風呂] 楓 : 「さっき不機嫌だったのって、そういうこと?人恋しくなっちゃったからぁ?」ニヤニヤ
[風呂] ぺこら : 「……」無言で
[風呂] 楓 : 「その沈黙は正解と見なしまーす そろそろシャワーもいい感じになってきたころ合いかな?頭洗ってあげるよ」
[風呂] ぺこら : 「ん……お願いします」
[風呂]
楓 :
浴槽から上がり、ぺこらを前の椅子に座らせて暖かくなったシャワーを頭にかける
そしてシャンプーで髪を洗い始める
「痒いところはありませんか~」
[風呂] ぺこら : 「あああ~~~」
[風呂] ぺこら : 誰かに洗って貰うなんて、何時振りだろうか。揉み込む手の感触が心地良い
[風呂] 楓 : 「ぺこらって日雇い労働してばっかの割に髪は綺麗だよねー」
[風呂] ぺこら : 日々のヘルメットやら帽子やらヘッドセットやらで擦り切れた頭皮をごしごしとしっかり洗われていく
[風呂] ぺこら : 「ん……体質なのでしょうか」そのままわしゃわしゃと洗われていく
[風呂] 楓 : 「うん さらさらしてるし何より色がいいよね」シャコシャコシャコ
[風呂] ぺこら : 「……お姉様方と似つかぬ髪でぺこら的にはコンプレックスだったのですが」
[風呂] 楓 : 「そろそろ流すよー目つぶっててー」
[風呂] ぺこら : 「はーい……」と目を瞑って
[風呂]
楓 :
ぺこらのシャンプーを洗い流していく
「ぺこらはぺこらで可愛いんだからもっと自信持つべきだと思うけどなぁ、まぁ、コンプレックスは人それぞれだとは思うけど」ストーン
[風呂] ぺこら : 「んんっ……」ふるふると頭を振って水滴を飛ばす
[風呂]
楓 :
「じゃあ今度は体洗うよ~」
ぺこらの背中をゴシゴシと洗い泡立てる
[風呂] ぺこら : 無言のまま背中を預けて
[風呂] ぺこら : 肉体労働で凝った筋肉に楓の指が心地良くささる
[風呂] 楓 : 「むっ……!すごいねぺこら……結構引き締まってる」
[風呂] ぺこら : 「鍛えようとしてこうなった訳ではありませんが……最近はあまり筋肉痛も少なくなりました」
[風呂] ぺこら : 「けれど腰が……いてて。あの荷物で階段は……」
[風呂] 楓 : 「仕事の量減らしたら?無理は良くないと思うよー」ゴシゴシゴシ
[風呂] ぺこら : 「……それでも、何とかこの家にお金は入れたいですから」
[風呂] ぺこら : 「……っと、身体はもういいでしょう」
[風呂] GM : 返事が無い――
[風呂] GM : 気が付くと楓が後ろでぐったりしていた
[風呂] ぺこら : 「……! 楓お姉様!?」
[風呂] ぺこら : 腰を抱えて抱きとめる
[風呂] GM : タライで頭を打った挙句風呂で血圧が上がったのが悪かったのか。
[風呂] ぺこら : 「……疲れているのは、ぺこらだけでは無いというのに」
[風呂] GM : 命に別状はなさそうだが、とにかく意識を失っていた
[風呂] ぺこら : 体勢を楽に、桶には水を張って
[風呂] ぺこら : 何度か、湯冷めしない程度に冷まそうとするけれど、目は依然覚めず
[風呂] ぺこら : 「……仕方ない」
[風呂] ぺこら : 身体の泡を落として風呂場から上がり、楓を引き摺り出る
[風呂] ぺこら : あの肉体労働のアルバイトと比べれば、彼女を抱える様な事はあまりにも簡単だ
[風呂] ぺこら : 籠に積まれていた下着や洋服を静かに着せていく
[風呂] ぺこら : 自身の着替えも終わると、そのまま抱えて彼女の自室へ
[風呂] GM : 楓自室へ行った